聴力検査の基準値
聴力検査 |
正常値 |
1000Hz:~30 4000Hz:~40 |
funduscopy |
平均聴力は-10~+20dbとされています。一般的に1000Hzで30db、4000Hzで40dbの音が聞こえていれば正常と考えられています。なお、聴力レベルと難聴度の関係は以下通りです。
レベル |
聴力(単位:db) |
状況 |
軽度 |
30~40 |
ささやき声が聞き取りにくい |
40~50 |
1対1の会話で若干の聞き間違いがある |
中等度 |
50~70 |
1mくらいの距離で、大声なら聞き取れる |
高度 |
70~80 |
50cm以上離れると、会話が困難 |
80~90 |
耳元で話すと、会話が聞き取れる |
社会的聾 |
90~100 |
耳元で、大声なら聞き取れる |
全聾 |
100db以上 |
会話がまったく聞き取れない |
聴力検査について
防音室に入ってヘッドホンをつけ、聞こえる方の耳から片方ずつ調べます。
オージオメーターという機械から発する音を聞き、音の大きさ(単位はデジベル=DB)はどのくらいのから聞こえ始めるか、音の高低(波長、単位はヘルツ=Hz)はどの範囲から聞こえるかを調べます。
単純な音について調べる純音聴力検査と、「い、ろ、は」などの言葉を調べる語音聴力検査が行なわれます。
次に、伝音難聴か感音難聴かを調べるために、骨導イヤホンを耳の後ろ側の骨につけて調べます。検査にかかる時間は20~30分くらいです。
聴力検査で予想される病気
聴力の健康診断結果では難聴、中耳炎、耳下腺炎などを疑います。
早期発見が聴力の健康診断の目的ですので、難聴と指定された場合はさらに細かい診断を受け、外耳、鼓膜、耳小骨、中耳腔、内耳のどこに原因があるのかを調べます。
さらに内耳であれば、先天性難聴、後天性難聴、後迷路性難聴といった種別を特定していきます。
聴力1000Hzと4000Hzのどちらかでも聴こえない場合は、再度、聴力の健康診断を受けることになります。
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