検査項目 |
検査方法 |
検査所要時間 |
肺活量(VC) |
安静換気を数回測定した後、最大吸気後、最大呼気位まで呼出して、肺の容量を測定する。 |
約10分 |
努力性肺活量(FVC) |
最大吸気位よりできるだけ速呼出し、1秒率などを測定し、気道の閉塞状態を検査する。 |
約10分 |
機能的残気量(FRC) |
ヘリウムガスを用いて安静換気を3~5分行い機能的残気量を測定する。 |
約7分 |
肺内ガス分布(単一呼吸法) |
最大呼気位より、ゆっくりと100%酸素を最大吸気位まで吸気してから、ゆっくりと最大呼出して、第Ⅲ相の傾きを測定し、肺内ガス分布異常を検査する。 |
約10分 |
クロージングボリューム(CV) |
最大呼気位より、ゆっくりと100%酸素を最大吸気位まで吸気してから、ゆっくりと最大呼出して、第Ⅳ相(CV)を測定し、末梢気道病変を検査する。 |
約10分 |
肺拡散能力(DLCO) |
4種混合ガスを用い、最大呼出後急速に最大吸気位まで吸気し、10秒息止めをした後、急速に最大呼出をしCOガスの吸収量を測定し、肺拡散能を検査する。 |
約10分 |
気管支可逆性試験(BRI) |
FVCと呼吸抵抗測定後、気管支拡張剤を吸入し、再度FVCと呼吸抵抗を測定し
それぞれの改善率を求め気道可逆性の有無を検査する。 |
約30分 |
呼吸抵抗(Zrs) |
3Hzのオッシレーションで安静換気を行ない、気流と圧力から呼吸抵抗を測定し、肺および気道の抵抗を検査する。 |
約5分 |
気道過敏性試験(アストグラフ) |
メサコリンを用い、低濃度(49μg/ml)から徐々に高濃度を吸入して行き、その間の呼吸抵抗を測定し、気道の過敏性を検査する。 |
約30分 |
胸郭内ガスボリューム(TGV) |
ボディボクッス内でパンチング呼吸を行い、口腔内圧とボックス内容量変化より、TGVを測定する。 |
約10分 |
気道抵抗(Raw) |
ボディボックス内でパンチング呼吸を行い、ボックス内容量変化と流速よりRawを測定する。 |
約10分 |
静肺コンプライアンス |
食道バルーンを食道に入れ、最大吸気より最大呼出をして、バルーン内圧と気量の変化より、コンプライアンスを測定し、肺の弾性を検査する。 |
約30分 |
動肺コンプライアンス |
食道バルーンを食道に入れ、約0.5Hzから1Hz位までの呼吸を行い、周波数依存性の有無を測定し、末梢気道病変を検査する。 |
約30分 |
基礎代謝(BMR) |
安静仰臥位のままノーズクリップで鼻を押さえ、呼吸管をくわえ安静換気を6分間行い、その間の酸素摂取量を測定し、基礎代謝率を検査する。 |
約1時間 |
運動負荷試験 |
トレッドミルを用い低速から徐々に速度を上げて行き、その間の酸素摂取量、二酸化炭素排出量、換気量及びSpO2の変化を測定し、運動耐用能を検査する。 |
約30分 |
簡易終夜睡眠ポリグラフィー |
喉、指、鼻(口)、胸にモニターを装着し、睡眠中の呼吸状態を観察記録する。 |
一晩 |
呼気ガス分析 |
呼気中の酸素摂取量と二酸化炭素排出量を測定し、基礎代謝などを測定する。 |
約30分 |
指尖容積脈波 |
安静仰臥位で指尖部にセンサーをつけ脈波と心電図を同時記録する。 |
約15分 |
サーモグラフ |
・各体位で10~15分の馴化時間をおき、皮膚温を測定し、サーモグラムを記録する
・温水または冷水負荷は、負荷後10分、20分、30分を負荷前と同一条件で記録する。
・アルコール塗布負荷は、負荷後1分、3分、5分を負荷前と同一条件で記録する。 |
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