健康診断で行う身体計測の項目と平均値一覧
健康診断で行う身体測定(身長)の内容
項目名(略号) |
平均値 |
身体測定でわかる事 |
身体測定で分かる疾患 |
身長:H
単位:cm |
男性 170.6
女性 158.0 |
健康診断で身長を測る場合、市長を量る機械「身長計」で測ります。背筋を伸ばし、足をまげないで、あごを引きます。
身長そのものは子供出ない限り、健康の指標として使用されることはありませんが、体重との割合「肥満、普通、非肥満」を健康診断結果としてフィードバックします。
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体重と比較して太りすぎの方は高血圧、高中性脂肪血症、高尿酸血症、脂肪肝、糖尿病、心臓疾患、胆石症、痛風などを疑うことができます。
体重と比較して痩せすぎの方は栄養不足、甲状腺機能亢進症、免疫力低下などが起こりやすいです。さらに極端な痩せすぎは寿命を縮めるというデータもあります。
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健康診断で行う身体測定(体重)の内容
項目名(略号) |
平均値 |
身体測定でわかる事 |
身体測定で分かる疾患 |
体重:W
単位:kg |
男性 59.5
女性 53.5 |
健康診断で体重を量る場合、体重計で測ります。病院によっては体脂肪などを算出する、体重体組成計を使用する場合があります。
単に体重が重いだけでは健康への悪影響を判断することはできませんが、身長との比較や脂肪の割合、脂肪のつき方から判定します。
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身長と比較して太りすぎの方は高血圧、高中性脂肪血症、高尿酸血症、脂肪肝、糖尿病、心臓疾患、胆石症、痛風などの罹患リスクが高まります。
逆に、身長と比較して痩せすぎの方は栄養不足、甲状腺機能亢進症、免疫力低下などが起こりやすい傾向にあります。特に昨年と比較して、ダイエットなどをせずに体重が急激に減少している場合は、重い病気を患っている可能性もありますので注意が必要です。
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しかし、上記の体重はあくまでも、平均値であり、個人に見合った(身長差などを加味した)ものではありませんので、標準体重という考え方が必要となります。標準体重を算出する方法は、以下の通りとなります。
標準体重=身長(m)×身長(m)×22(BMIの標準値)
となります。この標準体重の前後10%が正常範囲以内と考え、それを超えるあるいは下回る場合は注意が必要です。
健康診断で行う身体測定(BMI)の内容
項目名(略号) |
平均値 |
身体測定でわかる事 |
身体測定で分かる疾患 |
BMI |
18.5~24.9 |
健康診断でBMIを測る場合は身長と体重から算出します。
(計算式)
「体重(kg)÷(身長(m)2」
この計算式は世界共通で使われています。
この公式より肥満度が数値化され、成人の肥満の指標となります。
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BMIの健康診断結果で肥満に属する人は高血圧、高中性脂肪血症、高尿酸血症、脂肪肝、糖尿病、心臓疾患、胆石症、痛風の罹患リスクが高まります。
標準的数値に満たない方は、病気の疑いがあるわけではありませんが、栄養不足、甲状腺機能亢進症、免疫力低下などの疑いが出てきます。
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健康診断で行う身体測定結果BMIと体脂肪について
体脂肪は体内にある脂肪をいいます。体脂肪には、皮膚の下にたまる「皮下脂肪」と、内臓の周りにたまる「内臓脂肪」があります。体脂肪率とは体重に占める体脂肪量の割合です。
気になる体脂肪率を計算しましょう
簡単体脂肪率計算法
体脂肪率=(実際の体重-標準体重)÷標準体重×100
標準体重=身長(m)×身長(m)×22(BMIの標準値)
この計算法では、実際の体重が少ない場合、など問題点が多いのが難点です。この計算法を用いると、体脂肪計の数値に近いデータを得ることができます。
男性の場合
86.01 × (ウエストcm - 首cm) - 70.041 × 身長cm + 30.3
女性の場合
163.205 × (ウエストcm + ヒップcm - 首cm) - 97.684 × 身長cm - 104.912
体脂肪率の目安
体脂肪の目安としては次の表にまとめてみました。 赤文字に当てはまる人は、生活習慣病のリスクが高くなりやすい方ですので、生活習慣に注意しましょう。
項目名 |
男性 |
女性 |
体脂肪率 |
15%未満・・・低い
15%~20%未満・・・適正
20%~25%未満・・・やや高い
25%以上・・・高い |
20%未満・・・低い
20%~25%未満・・・適正
25%~30%未満・・・やや高い
30%以上・・・高い |
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