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特定保健指導(メタボ検診)~動機付け支援について~ |
特定保健指導(メタボ検診)~動機付け支援について~動機付け支援とは特定健診と質問票の結果、メタボリックシンドローム予備軍など、生活習慣改善の必要性が高いと判断された場合、対象者自らが生活習慣を振り返り、行動目標をたてることができるようにすることを目的としたものを「動機づけ支援」といいます。内臓脂肪増加と検査データとの関係について理解を深めていただき、体重が増加してきた背景を考え、抵抗なく簡易に実行できる行動目標を立てていきます。動機付け支援の対象特定健康診査などの結果、下のチャートで「動機づけ支援」に該当する方が対象となります。
動機付け支援は何のためにやっているの?動機付け支援に該当する方は、肥満・高血糖・高血圧・脂質異常などの予備軍となっています。この予備軍が肥満、糖尿病、高血圧、脂肪異常症(高脂血症)となってしまった場合、脳血管疾患や心疾患などの生活習慣病の危険リスクを高めてしまいます。メタボリックシンドロームは、これらの危険リスクが重なることで、生活習慣病発症のリスクが高まっている状態です。動機づけ支援の該当となった方は、「黄色信号が出現し始めた段階」に当たるといえ、早めに生活習慣を見直すことで、生活習慣病を予防していきましょう。 |
動機付け支援てどんなことをやるの?動機づけ支援は、はじめに面接を行い、それから6ヵ月後に実績評価を行うプログラムです。面接は個人支援の場合は1人当たり20分以上、グループの場合は8人以下で80分以上の時間が必要とされています。具体的に実施される内容は以下の通りです。(動機付け支援:個別)①生活習慣と健診結果の関係の理解や生活習慣の振り返り、メタボリックシンドロームや生活習慣病に関する知識と、対象者の生活が及ぼす影響などから、生活習慣の改善の必要があることを説明します。②生活習慣を改善するメリットと現在の生活を続けるデメリットを明確にします。 ③食事、運動などの生活習慣の改善に必要な実践的な指導を行います。 ④対象者の行動目標や評価時期の設定を支援するとともに、必要な社会資源を紹介し、有効に活用できるように支援します。 ⑤体重及び腹囲の計測方法について説明します。 ⑥生活習慣を振り返ること、行動目標や評価時期について話し合います。 ⑦対象者とともに行動目標及び行動計画を作成します。 (動機付け支援:グループ)①生活習慣と健診結果の関係の理解や生活習慣の振り返り、メタボリックシンドロームや生活習慣病に関する知識と対象者本人の生活が及ぼす影響、生活習慣の振り返り等から生活習慣改善の必要性を説明する。②生活習慣を改善するメリットと現在の生活を続けるデメリットについて説明する。 ③栄養・運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導をする。 ④対象者の行動目標や評価時期の設定を支援する。必要な社会資源を紹介し、有効に活用できるように支援する。 ⑤体重・腹囲の計測方法について説明する。 ⑥生活習慣の振り返り、行動目標や評価時期についてグループメンバーと話し合う。 ⑦対象者とともに1人ずつ行動目標・行動計画を作成する。 (動機付け支援:共通)〈6か月後の評価〉身体状況や生活習慣に変化が見られたかについて確認する。 〈留意点〉 なお、上記の支援を実施する際には事前に十分対象者の状況を把握し、具体的な行動計画および評価時期を提示できるよう準備すること。 |
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